斉藤 修 Osamu Saitou
about me...

1956年8月14日生まれ。 鍵盤弾き、作・編曲家。幼稚園の時に母親に手を引かれピアノを習い始める。が、それも小学校2年の時に挫折。今となっては、何故その時もっと強制させてもやらせなかったのかと親を恨むも既に昔のこと。アメリカ製のテレビ・ドラマとラジオから流れるヒット・チューンを愛する日々。007より0011ナポレオン・ソロ。中2だったか、始めて見た外タレ、エルトン・ジョンの来日コンサートを見て驚く。多分、プロフェッショナルなピアノを弾く人をちゃんと見た最初だと思う。ジャームス・テイラーの新宿厚生年金会館でのザ・セクションをバックしたコンサートや日比谷野音で見たはっぴいえんども淡い思い出。レッド・ツェッペリンを見てギターを始めるが、回りで上手いやつが多いので鍵盤に向かう。大学時代、アメリカン・ロック系のバンドをやりつつも渋谷ヤマハで信田一男氏にジャズ・ピアノを習う。テンション系のサウンドの美しさに魅せられるも、黒人系の音楽に心惹かれる。以後、バック・バンドの世界をあちこち渡り歩き。その後、アレンジや作曲、CM、劇伴と数多音楽を制作。が、器用なのが災いし胸を張れる代表作がないのが悲しい。リットー・ミュージック社、<キーボード・マガジン><サウンド&レコーディング・マガジン>の連載、執筆も長い。
           ■無人島3枚
ツェッペリンのカッコよさっていうのは、時代に色あせない。なんというか、あの4人が集まったことって奇跡だったなって思いは年を経るごとに深まるばかり(ビートルズも勿論そうだけどね)。特にあのDVDを見た後は。この三枚目はB面がアコースティック・サイドになっていて、昔はさっぱり分からなかったけど、それを含めたこのアルバムの不完全さみたいなのが好き。中学の音楽の時間に好きなレコードも持ってきてかけてよいっていう授業があって、ワタシがこれを持っていってかけた時に、<移民の歌>のアーアのところでその時好きだった女の子がチラと笑ったように見えたのがショックだった。そんな中学生だった。1970年。
 ジョン・マークとジョニー・アーモンドのあまりに美しい音楽。 一曲目の<マンデー・ブルーソング>のフリューゲル・ホーンのソロの美しさやフルートをダビングして和音にしたオブリのはかない音色に息を飲む。ジョン・マークのソロも聞いたけど、やっぱり2人がそろっていないとこの切なさはでないんだなって思った。このアルバムでのトニー・アイアの繊細なピアノも素晴らしい。トニー・アイアといい、ニッキー・ホプキンスといいマーク-アーモンドで聞けるキーボード弾きは言うことなし。これは1972年、彼らの3枚目。トミー・リピューマによるプロデュース作の<アザー・ピープルズ・ルーム>もいいけど、やっぱりこっちの方がしっくりくる。高校一年だったワタシにこれを聞かせてくれた、学芸大学駅前、西口商店街の織田レコードのあんちゃんに感謝。当時は他にトラフックやプロコル・ハルムが好きだったが、バンドでやっていたのはフリーとかクリームの簡単なやつ。
ビョークっていう人の狂気には言葉がないよね。1995年のこれを最初に聞いた時は驚いた。ケイト・ブッシュをさらに野放図にしたようでもあり、ジャニスの心根に近い物を持っているようにも見える。ここで聞けるようなエレクトロニクスとストリングスの融合はビョークの真骨頂。ボーカルのパフォーマンスもサイコー。本当の天才だと思う。ベスパタイン・コンサートのDVDも素晴らしい。最初のシーンの、暗転の中、天井からの明かりが大きなオルゴールを持ったビョークにサッとあたり、紙吹雪が舞いながら光るところの美しさ。