鍵盤弾き/作編曲家/文筆もすこし
8月14日、東京でサラリーマン家庭の次男として生まれる。
小学校1年生から母親の勧めでピアノを習う。が、家にピアノは
なく、オルガンで練習。つまり、もしピアノを買ってもすぐにや
められたら困るもんね、という親の思惑ゆえ。
しかし、えてしてそういう時ほど、ピアノが面白く思えるもの。
とはいえ、ピアノを買ってちょうだいと言えない小心な子ども。
積極的にピアノを買いましょうという空気も家になく、いつし
か、ピアノ教室への道も歩かなくなる。
しかし、音楽は楽しい、という気持ちはしっかりと根づき、小学
校高学年、中学校、高校とギターで遊ぶ。
が、回りのギターの上手い輩に勝てるとは思えず、いつしか、
キーボードに舞い戻る。
大学時代、渋谷ヤマハのジャズ・ピアノ教室で信田一男氏に師事。
テンションのコードの美しさに頭がクラクラする。プロデビュー
は1978年(22歳)、円広志さんのバックバンドでとんでとんで。
以降、さまざまなバックバンドを渡り歩く。主なところは、杏里、
デューク・エイセス、サーカス、黛ジュン、ちあきなおみ、など。
1995年より1999年まで、音楽制作会社スイート・ベイジルにて、
アレンジャー、エンジニアとして、上田正樹、 鈴木聖美、小野
正利らの音楽制作を行う。
ライターとしては、1985年くらいから、リットー・ミュージック
社の音楽雑誌で書き始める。以来、現在までリットー・ミュージ
ックとは縁が途切れることなく、いまも、<キーボード・マガジ
ン>誌、<ピアノ・スタイル>誌で自分のセミナーページを持っ
ている。
特に、教則本として2003年に出版された<なん
ちゃってジャズ・ピアノ>は、好評 となり、
ジャズの教則本として今なお高い人気を誇って
いる。
2004年に<なんちゃってジャズ・ピアノ らくらく実践編>、2007年<やっぱりJAZZが弾きたい> 、<ジャズから始めるピアノ生活>、<スムース・ピアノ・ソング・ブック>とこれまでに合計5冊の本をだしている。